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クリスタルのかけらに眠る勇者の心

クリスタルのかけらに眠る勇者の心

どきどきフェノメノン

 どきどきフェノメノン
この作者のミステリ(S&M、V、G)は好きでよく読むのだが、他の作品については、ときどき波長が合わないものがある。「スカイ・クロラ」は退屈でたまらず、我慢して最後まで読んだが、さっぱり面白くなかった。男が女になるという話(タイトルも覚えていない)は、つまらないので途中で放り出した。
 本書は、「ラブコメ」と聞いていたので、読むに耐えるものか不安があったが、Gシリーズの続きもまだ出ていないので、場つなぎ?として読んだ。
 主人公は、(作者十八番の)大学の理科系ドクターコースに通う女性。寝相が悪いことと、飲酒時に記憶がプッツンしてしまうことが悩み。
 自分の行動、発言についての記憶が全くない不安感というのは、体験した人間じゃないと絶対に判らない。年に数回はこういうことがあり、二日酔いの頭を更に悩ませてくれる。人間コンピュータのような頭脳明晰派とは異なり、共感をしてしまった。


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